キアゲハ Papilio machaon hippocrates
キアゲハの雄と雌の羽化 ー1993・1994年夏ー |
19993年7月のはじめ、Jさんの庭で、フェンネルの葉についたキアゲハの5令幼虫を見せてもらった。アゲハチョウよりひとまわり大きい、派手なシマシマ模様の幼虫だった。
9月4日、Jさんの庭のフェンネルの葉に今度はキアゲハのシマシマ幼虫が約20匹ウジャウジャついていた。同じ頃に4令から5令に脱皮したらしい。
Eと、幼虫を3匹もらって帰り、餌にミツバの葉をやって育てた。
3匹の5令幼虫は、9月9日から毎朝1匹ずつどれも茶色のさなぎになった。そして9月19日に1匹が羽化し、21日に2匹が羽化した。最後に羽化したキアゲハは、前の2匹に比べて立派で、少し大きく、全体に黒っぽく後ばねに毛が多く生え腹部も太い雌だった。
キアゲハとアゲハチョウのさなぎの期間の長さを表にまとめてみると、例数はとても少ないが、雌の方が雄より長めだった。
10月20日、Eが丸々とした5令幼虫をもらってきた。翌日の夕方には水分の多いふんをして、その翌朝に薄緑色の前蛹、その翌日の夕方に黄緑色のさなぎになった。このさなぎは冬を越して、翌春の4月14日の朝に羽化したが、箱の中でうまく羽が伸びなかった。
1994年の夏休み、8月1日、おじいちゃんの家のプランターのパセリに大きなキアゲハの青虫がいた。よく見ると小さい幼虫もたくさんいて、同じ大きさの2令幼虫を3匹選んで飼うことにした。雨の全く降らないとても暑い夏だった。3匹そろって次々と脱皮して、ほぼ同時に前蛹、さなぎになった(8月4日に3令幼虫、5日に4令幼虫、7日に5令幼虫、11日の朝に前蛹、夕方さなぎ)。
8月20日の朝に3匹とも次々と羽化し、全部が雄だった(さなぎの期間は8.5日)。3つのさなぎの大きさが違っていたので測っておいたところ、大きい順に羽化し、大きなさなぎから出た成虫は羽も胴体も大きかった。
(2011.1.1 1998年のHPより再掲 Yo)
キアゲハの幼虫 ー2015年初秋ー
2015.9.8 キアゲハの真珠のような卵や、鳥のふんのような小さな幼虫4匹が、イタリアンパセリの葉に付いていました。(卵は減らして幼虫4匹のみ大きくしました。)
2015.9.9.キアゲハの卵
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'15.9.9.別の発生のやや進んだ卵
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'15.9.14.別のさらに進んだ卵
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9.9.11:12 一令幼虫(体長約5mm)
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2015.9.9.11:13 一令幼虫
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2015.9.9.14:45 一令幼虫
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9.10.15:47 二令幼虫(体長約7mm)
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'15.9.10.17:07 二令幼虫と脱皮殻
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'15.9.11.11:55 二令幼虫と脱皮殻
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9.13.9:58 三令幼虫(体長約11mm)
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'15.9.13.11:16 三令幼虫
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'15.9.14.11:31 三令幼虫
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9.15.11:16 四令幼虫(体長約16mm)
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9.16.15:19 四令幼虫(体長約20mm)
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'15.9.17.14:57 四令幼虫
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9.18.9:55 五令幼虫(体長約24mm)
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9.20.16:52 五令幼虫(体長約35mm)
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9.22.15:49 五令幼虫(体長約50mm)
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2015.9.23. 一令幼虫を見つけてから15日後に、キアゲハの終令幼虫4匹が、イタリアンパセリの葉をほぼ食べ尽くして次々といなくなりました。水分の多いフンの跡も残っていました。どこかでさなぎになっているといいのですが。
(2015.9.30 追記 Yo)
2019.6.10. 前日の夕方に防虫ネットにはさまっていて、ネットを外しても翌朝までパセリの花に止まっていましたが、昼前にはいなくなっていました。
2019.6.10 9:37 キアゲハのメス
2019.6.10 9:38 キアゲハのメス (翅が白っぽくなっていました。)
(2019.6.17 追記 Yo)
2021.4.7. 晴れた朝、鉢植えのへデラに羽化したばかりの?きれいなキアゲハがいて、まもなく腹部の先から水分をポタポタと出しました。昼前にはいなくなっていました。
2021.4.7 10:11 キアゲハ 春型のメス?
2021.4.7 11:38 キアゲハ 春型のメス?
(2021.4.8 追記 Yo)
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