日高敏隆先生がたずさわられた本 9
「虫たちがいて、ぼくがいた」中嶋康裕・沼田英治共編、1997年
―昆虫と甲殻類の行動―
(海游舎、1997.12.12 初版発行、A5判、223p)
1-1 ホタルの点滅の秘密を解きあかす: 大場信義 |
カバー・中扉イラスト: 北原志乃 |
『...自分の選んだ虫たちから、おもしろいストーリーを読みとろうとして努力し、時に成功に歓喜し、また時には失敗に落胆し、そしてなんとかストーリーを作り上げていったその過程を再現して、僕たちよりももっと若い世代の人たちに、虫たちのおもしろさとそれを研究することの醍醐味を伝える本をつくりたかったのである。.....』(「まえがき」より引用)
この本の出版には日高敏隆先生はかかわられていませんが、1975年の夏に京都大学理学部の教授として赴任されてから1993年3月に退官されるまでの間に日高先生と何らかの学問的かかわりをもたれた方々によって執筆されたそうです。
「まえがき」の中に『このメンバーが、きわめて多くいる彼の弟子たちの代表というわけでもない。』と書かれていますが、日高研究室にはこの本に登場する虫たち?の他に、哺乳類までも含むさまざまな動物たちがいて、さまざまな研究をする人たちがいたようです。
(2013.4.8. Yo )
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