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              -2017年7月25日-
 メガ恐竜展 2017
   ー竜脚類の生態と巨大化の謎にせまるー


天王寺動物園のニワトリ "マサヒロくん "広報大使任命式

 「メガ恐竜展2017」(7/25〜9/3)(大阪市立自然史博物館、読売新聞社、テレビ大阪、ATC主催) を、大阪市立自然史博物館のブロガー招待に応募して初日に取材しました。

 2年前幕張メッセで「メガ恐竜展2015」、昨年「メガ恐竜展in豊橋」が開かれたようですが、今回は大阪南港ATCホールでの開催で、日帰りできました。ボン大学のマーティン・サンダー博士の総合監修、同じ研究室で共に2年間研究された林昭次博士の監修で、林さんが春までいらした大阪自然史博物館の学芸員の方々や天王寺動物園の方々、さまざまな恐竜関係者の応援があったようです。

 2年前には「スペイン奇跡の恐竜たち」を見ていましたので、トゥリアサウルスがスペインにいたということにも惹かれました。


=地球には巨大生物が暮らしていた=


竜脚類ティタノサウルス類のパラリティタン(左)と、獣脚類のユティランヌス(右)の生体復元.
上に翼竜類のアンハングエラの全身復元骨格.

左から哺乳類のパラミロドン、スミロドン、ダイアウルフの生体復元

上は鰭竜類首長竜類のタラソメドン、左下は中新世の哺乳類マッコウクジラ類のカミツキマッコウの全身骨格

「地球巨大生物史」の年表の後半部分 (恐竜がいたのは中生代で、一番下に大量絶滅のおこった時期が示されている)

=地球史上、最も大きな陸上動物「竜脚類」=


後期三畳紀の竜脚形類 エオラプトル(全長1m)の全身骨格と産状骨格(アルゼンチン). 2億3000万年前にいた最古の恐竜の一つで、口の前方の歯は植物も食べた可能性がある。非常に原始的な竜脚形類で、二足歩行をしていた.

ジュラ紀後期の竜脚類 カマラサウルス亜生体(全長4m:成長すれば20m? )の産状骨格(1925年にアメリカで発見)

ジュラ紀後期の巨大竜脚類 ディプロドクス(全長27m)の全身復元骨格(アメリカ).
右側にジュラ紀後期アメリカのアロサウルスとステゴサウルスの全身骨格が重なって見えている.

前期白亜紀の竜脚類 アマルガサウルス(全長9m)の全身復元骨格(アルゼンチン).
首が短めで、首から腰にかけての背中の長い棘が特徴的.

=巨大化した「獣脚類」=


後期白亜紀の巨大化した獣脚類 ティラノサウルスTyrannosaurus rexの全身復元骨格.
右は"ジェーン"と呼ばれる亜成体(推定11歳、争った傷痕が残っている、体長の割に脚が長い! ).

後期白亜紀の獣脚類 ティラノサウルス類のライスロナックスLythronax argestesの全身復元骨格.
(北アメリカ大陸から分断されて孤立したララミディア大陸で巨大化した. 2013年に発見された新種! )

=新生代の巨大動物=


頭が大きすぎる!

天王寺動物園にいた"ユリ子"の全身骨格

=大きくなれなかった竜脚類=


左奥は、エウロパサウルスの幼体(ジュラ紀後期のドイツに生息)

=巨大化の謎にせまる=



 植物食の巨大な恐竜を支える餌となった植物の化石も多くありました。


左から三畳紀の、ディクロイディウム、ゼクロプテリス、トディテス、ネオカラミテスの実物化石

後期三畳紀のナンヨウスギ類 アラウカリオキシロンの幹の実物化石(アメリカ)

左から、ジュラ紀のオトザミテス、後期ジュラ紀のアラウカリアの球果、ジュラ紀のザミテスの実物化石

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