creatures in my aquarium

コールマンウミウシの産卵とベリジャー幼生の孵化

                        ー 2012年4〜6月 ー

 沖縄で採取された大きさの異なるコールマンウミウシChromodoris colemani(雌雄同体)2匹を水槽に入れておいたら、2ヶ月の間に大きい方が6回、小さい方が5回、計11回産卵しました。産卵された卵塊からベリジャー幼生が孵化するのも確認しました。まだ生きていますが、餌(海綿?)を食べていればもっと大きい卵塊をまだ産み続けられたと思われます。

ウミウシaの卵塊
2012.4.20
2012.4.30
2012.5.6
2012.5.16
2012.5.24
2012.6.1
ウミウシbの卵塊
2012.4.22
2012.5.2
2012.5.14
2012.5.23
2012.5.30

 
月日 交接 ウミウシa
(体長 45mm (4/18)
aの卵塊 ウミウシb
(体長 32mm (4/19)
bの卵塊
4/13
飼育開始
飼育開始
4/14
4/15
4/16
4/17
4/18
4/19
4/20
産卵1
4/21
4/22
+産卵2
4/23
4/24
4/25
4/26
4/27
4/28
4/29
4/30
産卵3
1の孵化
5/01
2の孵化
5/02
産卵4
5/03
5/04
    + 29mm
5/05
5/06
産卵5
3の孵化
5/07
5/08
5/09
5/10
4の孵化
5/11
5/12
5/13
5/14
+産卵6
5/15
5の孵化
5/16
産卵7
5/17
5/18
5/19
5/20
5/21
5/22
6の孵化
5/23
+産卵8
5/24
+産卵9
7の孵化
5/25
5/26
5/27
5/28
       38mm
    + 29mm
5/29
5/30
産卵10
8の孵化
5/31
9の孵化
6/01
産卵11
6/02
6/03
10の消失
6/04
6/05
6/06
6/07
11の孵化
6/08
6/09
6/10
6/11
6/12
6/13
産卵姿勢のみ
6/14
6/15
       32mm
       24mm
★交接姿勢を確認 ☆接近(ほぼ接触)を確認 +交接器が出ているのを確認

2012年4月13日~6月 人工海水を入れた水槽(60×30×30㎝、水深21㎝)
            水温 20度±2度(6月になり日中24度の日もあった。

交接姿勢
交接器(オレンジ色)が出ている
産卵姿勢(上から見ると反時計回りに回転する)
孵化したベリジャー幼生(2012.5.6)

                              (2012.6.16. Yo )

(大阪市立自然史博物館 nature study 2013年6月号に掲載)

参考までに


観察期間中の平均気温の推移



→水槽の生物Top

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